省エネラベリング制度

省エネ住宅の普及に伴い、電化製品などでも省エネ型の製品が求められるようになりました。近年では電化製品や石油機器が普及しエネルギー消費量が増加しつつ、技術の進歩により省エネ性能の高いものが開発されるようになっています。

省エネラベリング制度は2000年8月にJIS規格として制定されましたもので、消費者が省エネ型製品を購入する目安となるものです。

省エネラベリング制度とは電気や石油などのエネルギー消費機器の省エネ性能を表示したものです。これは、消費者が店頭で製品を購入しようとする時、他機種との比較検討の材料として利用することを目的としています。

省エネラベルというものが各製品に貼られているわけですが、このラベルには4つの情報が示されています。

1、省エネ基準の達成を示す省エネ性マーク
緑色のマークは基準を達成した製品で、省エネ効果の高い製品ということになります。オレンジ色のマークは基準を達成していない製品です。

2、製品の省エネ基準の達成率を%で表した省エネ基準達成率の表示
この達成率が高いほど省エネ性能に優れていることになります。

3、省エネ基準の達成を目指す時期を目標年度として表示

4、製品のエネルギー消費量を数値で表示

現在ではテレビやエアコン、冷蔵庫など16品目が対象になっています。

省エネ性能が高い製品は消費エネルギーが少なくなり、光熱費を抑えることもできる製品でもあります。

省エネ住宅では生活用品にも配慮をして、環境や家計に優しいものを選ぶことが望まれるというわけです。